あれから1年、これから? ― 2007/07/19 00:11
しばらく更新、サボっておりました。 ゴメンナサイ。
昨年、心斎橋のギャラリーNADARで個展「mega」を開催してから、はや1年が経ちました。 あっという間の1年でした。 バライタ・ロール紙へのプリント、仕上げ、額の作製、・・・ 搬入直前まで作業に追われて、何とか仕上げた8点のプリント。 ドキドキだった初日。 他人からみれば、大した事の無い普通の写真展でも、自分にとっては初めての本格的なギャラリーでの個展だったので、今でもハッキリ覚えています。
さて、あれ以来「作品を発表したい病」に罹ってしまった私、なかむりゃあは、5月の「まんげ町家・京うつし絵」展に懲りもせず、11月に三宮で二人展を行う予定です。 お相手は、芸大のゼミ同期のM君です。 詳細は、近日中にご報告致します。 乞、御期待。
中年よ、大判を抱け! ― 2007/07/22 23:04
先日の話である。
愛用のWISTA FIELD45に、バッタモンのアナトミカルグリップとショルダーストラップを装着して、FUJINON 75mmでぶらぶらと中ノ島近辺を撮影していた時だった。 自転車に乗った一人のうら若き女性(20歳位)が、じっと私のほうを見つめながら追い越していった。 ま、けったいな格好したオッサンが歩いていると思いながら眺めているのだろうと一人合点をして、ふと前方を見ると、件の女性が立ち止まっているではないですか。 そしてなんと私に向かって 「ステキなカメラですね。」 と、言って微笑みかけるではないですか。 うおぉぉぉぉーっと、どっこいWISTA FIELD45(なんのこっちゃ?) 今まで色んな所でコイツで撮影してきたけど、大概が 「昔のカメラですか?」(現行品です。ヨドバシで買える。) 「フィルムってまだ売ってるんですか?」(もちろん売ってます。これもヨドバシで買えます。) 「乾板写真ですか?」(NO! 現在は乾板がまず手に入りません。) なんて質問ばかりだったけど、今回は違う。 「ステキなカメラですね。」なのである。 しかも、うら若き女性である。 髭面で目つきの悪い、悪役プロレスラーみたいなオッサンに、なんと清々しいお言葉でしょう。 いやいや、オッサンにではなくカメラに向けてのお言葉でした。(舞い上がってます) それでも、嬉しい。 聞けば、服飾デザインの専門学校に通うために、この春山口から来阪したという。 10年前のなかむりゃあならば、ソッコウ口説きにかかっていたでしょう。(でも、どうせ撃沈。で、なけりゃ、今頃妻子持ち。) とにかく、ホントの話。
中年の諸君よ!大判カメラを抱きたまえ! こいつをぶら下げて街を歩いてみればいい。 そして、そのカメラで、普段自分が街で撮影しているモノを撮ってみよう。 大人しかった自分が、かなりヤンチャに思えてこないか? きっと何か新しい事に出会える筈だ。 健闘を祈る!(何のだ?)
ヒッチハイク ― 2007/07/28 12:16
枚方市内の叔母の家に車で向かう途中、ヒッチハイクをする若者を見かけた。 裸の大将みたいな格好で、行き先を書いたプラカードを掲げて、にこやかに佇んでいた。 「まだ、こういう旅をする若者っているんだなぁ」と、少し胸が熱くなった。 乗せてあげたかったが、数百メートル先で国道から逸れて、ヒッチハイクに不向きな駅前住宅街に向かうので、心の中で「ゴメン、頑張れ!」とエールを送って通り過ぎた。
10年程前までは、自分もヒッチハイクをよくやった。 北海道、九州、そして四国の成功率が高かったように記憶している。 近畿は全然だめ。 コツは、交通量がそこそこ(多すぎたり少なすぎてもだダメ)の国道で、市街地から少し離れた、タクシーや鉄道などが走っておらず、進行方向のやや先に車を停車しやすいスペースがあるところで、プラカードを出して親指を立てるとイイ。
当時は、結構拾ってくれるドライバーがいた。 テレビで、お笑い芸人の海外ヒッチハイクを放送していた影響もあったのかもしれないが、まだ少し大らかさが残ってたような気がする。 しかし、今のこんなご時世、得体の知れない他人をいきなり自分の車に同乗させる事に、抵抗を感じる人は少なくないであろう。 又、乗せて貰う方にも同じ不安がある。 10年前でもそんな感じはあったが、最近は更に強まっているのでは? 確かめてみたいけれど、ヒッチハイクをするには少々歳を取りすぎたようだ。 アレは、大変なエネルギーが必要だし、何より「若さ」という武器が在るのと無いのとでは全く違うのだ。 中年がやると、ただの貧乏人か変人扱いである。 それに、乗せる方になるにしても、ヒッチハイクをしている人を見かけない。 だから、今回は貴重な機会を一回逃してしまった事になる。残念。 誰か、ヒッチハイクの現状を確かめてみてくれない?
しかし、懐かしいなぁ、ヒッチハイク。
持ち主に似る? ― 2007/07/29 00:45
今日の夕方、我がBESSA-Rに万有引力なるものが作用した。 肩からぶら下げて自転車に乗って最寄り駅に行く途中、ストラップの片方が突然カメラのリングからすっぽ抜けて、地面に落下。 (何だかA市在住の凄腕写真家、K氏とよく似た状況ですな。カメラはこっちはスンゲー安物ですが) 「アチャァ~、しもた!」 と、恐る恐る拾い上げて、とりあえず外観からチェック。 底部カバーが心持ち歪んで、小さな傷がついている以外は大した損傷は無い。 レンズも無傷。よしよし。 続いて動作チェック。 レンズの絞り、ヘリコイド、距離計、露出計、問題なさそうだ。 シャッター速度バルブと1秒と1/60秒、1/2000秒をを切って巻き上げてみる。 おかしな感じは無いし、ちゃんとフィルムも給送されている。 フィルムを巻き取って裏蓋を開けてみるが、何事も無かったかのように開き、シャッターにも異常らしきものは見当たらない。 「た、助かったぁ~」 てっきり「壊れた!修理行きか?」と思ったのだが、丈夫なヤツ。 ま、精密機械に強い衝撃が加わったのだから、どこかに何らかの不具合が残っているかも知れず、あまり楽観は出来ないのだが、とにかく無事のようだ。 暫く様子をみよう。
そういえば以前、MINOLTA X-70用のTokina ATX 90mm Macroも、レンズ交換の時に手から滑らせて腰の高さから地面に落っことしたが、フードがチョコッと壊れただけで本体は無事だった。
持ち主の方も、2年程前、仕事場で左手の人差し指をポンプのモートルにイヤというほどぶつけて、倍ぐらいの太さに腫上がったことがある。 医者に行くと 「これはイカンなぁ。早速レントゲンを撮ろう!」 と、深刻そうな顔をする。 「折れてるのか?」と不安になる。 レントゲンを撮って、再び診察室に行くと、医者がしきりに首を傾げている。 「おっかしいなぁ。絶対ヒビくらいは入ってると思ったのになぁ。折れとってもおかし無いのに・・・」 と、思いっきり残念そうな顔をする。 「とりあえず、腫れが引くまで湿布しとき。ほな、お大事に。」 と、彼は呆れ顔で、目の前のアホみたいに頑丈な骨を持つ患者を、診察室から追い出したのである。 なんちゅう医者や!
ペットは飼い主に似るというが、カメラも持ち主に似るのだろうか?
四国へ ― 2007/07/29 22:58
あっついですねぇ~
これから四国の祖母の家に行ってきます。 帰宅予定は木曜深夜。
ではっっ!
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